不動産投資信託とは、不動産や抵当証券などを対象に行う「証券投資信託」のことで「Real Estate Investment Trust」略してREITとも呼ばれます。
実はこの不動産投資信託はそれほど歴史のあるものではなく、平成12年の「証券投資信託及び証券投資法人に関する法律」の改正により可能になった、まだ新しい投資の形なのです。
アメリカでは、1960年代にはすでに誕生しており、多くの投資家が参加しています。
不動産投資信託は、株式の様に少額から市場で購入でき、換金しやすいという魅力があるうえ、株式に比べると価格変動が小さく、同時にリスクも低くなるという特徴があります。
しかも、利益の90%以上を投資主に分配することで、投資法人には法人税がかからないという仕組みがあり、そのことが高利回りに唾がります。
勿論、証券ですから、自分で不動産を所有する「不動産投資」とは違い、高い収入や運営による利益アップなどは見込めませんが、資産が無い状態でも参入できるうえ、利益が分散される分、リスクも分散されるという特徴があります。
運営にかかわることはできないので、マンション経営についてアイデアを持っている、などの場合は合わない方法ですが、投資として考えると魅力的な商品です。
不動産投資信託(REIT)はどのような仕組みで売買がされているのでしょう。
平成13年3月に東京証券取引所で作成された「不動産投資信託証券に関する有価証券上場規定の特例」によって、不動産投資信託証券の上場制度が定められ、取引時間中であれば証券会社を通して売買ができるようになっています。
ネット上の証券会社に口座開設してある場合は、株式同様にネットトレードも可能です。
ただ、株式が「1株、2株」なのに対し、不動産投資信託では「1口、2口」と単位が変わります。
売買単位は全て1口からで、指値、成行注文約定時に手数料がかかります。
各証券会社ごとに、手数料などが異なってくるので、証券会社選びは慎重に行いましょう。
こうして考えても、少額から始められるが、証券取引の知識は必要不可欠になるという意味でも、自分で不動産を購入するのとは全く違う仕組みを利用するという事がよくわかりますね。
資産状況や人生設計に合わせ、理想的な投資の形を実現できるようにするため、たくさんの情報を集めておくというのも、はじめてならやっておきたいことですね。